低窒素・微生物バイオマス農法とは？

少量の元肥は微生物の目覚めスイッチとなり、微生物の好循環による養分化と細根発達による効率良い生育を活かした農法です。

微生物の好循環による養分化とはーーー微生物が有機物を分解するために増え、“無機態窒素”を供給することではなく、微生物自体が死滅した際に溶出する“有機態窒素”であるアミノ酸、ホルモン他を植物が横取りし栄養源とすることであり、土壌微生物が活性増殖するだけでなく、植物自体が健全に生育しているからこそ起こりうる現象である。

細根発達による効率良い生育とはーーー健全な根張りにより細根が充実することで、養分の吸収効率向上が期待できます。
窒　素：１.２〜１.５倍
リン酸：１.５〜２.０倍
カ　リ：１.３〜１.６倍

【特徴】
根張りは土壌表層に充実し、葉の大きさはコンパクトに生育します。

微生物は土壌表層に充実しており、アミノ酸により活性増殖することで微生物バイオマスが形成され上根の充実につながる。また、炭素源を光合成（糖）だけに依存せず、微生物バイオマスからも供給されるため葉は最適な大きさになると考えています。

【水稲】
基肥：バイオノ有機20kg（窒素1.44kg）
特徴：コンパクトな根張りと短桿生育（通常より10cmほど低い）